2012.01.13 Friday
スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
| - | | - | - |
森さんは四十代のスポーツマンらしい精悍な体つきをした、
さわやかな人だった。
だれもが森さんの手術の成功を願っていた。
しかし、神様はいじわるだった。手術は、思ったより病巣が広がっていて森さんの死が早いだろうという予測を生んだだけで終わってしまったのだ。
せめて子どもが成人するまでは生きたい・・・・・・。
もう少し、もう少しでいいのに
その何年後だったか、私は生きるのが嫌になった時期がある。
救急カートに入っている緊急薬品のアンプルを取り出して、
これを一気に注射すれば不整脈を起こして確実に死ねるだろうか、
などとぼんやり考えたりもした。
いつしか私は本気になっていた。
「もう少しでいいから、生きていたいのに・・・・・・」
忘れていた森さんの声が脳裏をかすめたのは、その時だ。
死の淵で懸命に命を追い求めた人の真剣さは、
私たちの甘っちょろい悩みを一蹴する。
死ぬのなら、その命を自分にくれと迫ってくる。
(一部抜粋)
海軍のエリートパイロットだったチャールズ。
ベトナム戦争で撃墜され、パラシュートで脱出するも敵に捕まり
苦しい捕虜生活を送りました。
戦争が終わり、妻と二人でレストランに行くと
見知らぬ男に声をかけられたのです。
「あんたチャールズじゃないか!
空母キティホークからジェット機で出撃していっただろう?
撃墜されたんじゃなかったのか?」
「いったい全体あんたは、なぜそんな事を知っているんだ?」
「あの時、おれがあんたのパラシュートを詰めたんだよ。」
「どうやら ちゃんと 開いたようだな」
⇒ カイ (10/19)
⇒ さかい@tadoku.org (10/13)
⇒ カイ (04/21)
⇒ Julie (04/17)
⇒ カイ (01/07)
⇒ Julie (01/03)
⇒ カイ (01/02)
⇒ アトム (01/01)
⇒ カイ (12/31)
⇒ さかい@tadoku.org (12/30)